03.02.10:01
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07.31.15:49
七月自害黙示録
7月も最後の日になった。
月の最後は感慨深い。
己の寿命が分かるのなら、命の最期もまた感慨深い。
いやそれ以前に、命とはなんであったかを巳自身で決着を着けなければならないのだから、感慨深いなどという言葉で表現するのは陳腐ともいえよう。
夏だから暑いのだが、今年は涼しくなったりするので不可思議な季節だ。
少なくとも私の語彙では、不可思議という言葉がぴたりと当てはまる。
さて、実を言うと30歳の夏である。
いや、改めて言うほどのものでもなかろうて。
誰しもが歳を重ねるのだから。
すっかり運動不足になった身体を考えて、そして改めて己の生き方に悩み続け、私はどこへ行こうとしているのだろうかと毎日すたれた思考を張り巡らせている。
もう駄目だ。駄目なのだと思っても肉体はまだ残りの命の灯火を燃やし続けている。
この炎は炎ではないのだ。
炎とは神の化身なのだ。
炎を燃やすような生き方をしなければ、しなければ、と思い詰めては日が暮れゆく。
ああ、世界は燃えているのだろうか。
海は燃えているのだろうか。
大地は燃えているのだろうか。
私の7月もここに終わろうとしているが、燃えていたのであろうか。
否。
火はついていなかったのだ。
またしてもか。
火よ。
私を生きながら、天の国へと導きたまえ。
しかし、燃やす決意は私にあるのだ。
おお、アムステルダム。
〜おわり〜
月の最後は感慨深い。
己の寿命が分かるのなら、命の最期もまた感慨深い。
いやそれ以前に、命とはなんであったかを巳自身で決着を着けなければならないのだから、感慨深いなどという言葉で表現するのは陳腐ともいえよう。
夏だから暑いのだが、今年は涼しくなったりするので不可思議な季節だ。
少なくとも私の語彙では、不可思議という言葉がぴたりと当てはまる。
さて、実を言うと30歳の夏である。
いや、改めて言うほどのものでもなかろうて。
誰しもが歳を重ねるのだから。
すっかり運動不足になった身体を考えて、そして改めて己の生き方に悩み続け、私はどこへ行こうとしているのだろうかと毎日すたれた思考を張り巡らせている。
もう駄目だ。駄目なのだと思っても肉体はまだ残りの命の灯火を燃やし続けている。
この炎は炎ではないのだ。
炎とは神の化身なのだ。
炎を燃やすような生き方をしなければ、しなければ、と思い詰めては日が暮れゆく。
ああ、世界は燃えているのだろうか。
海は燃えているのだろうか。
大地は燃えているのだろうか。
私の7月もここに終わろうとしているが、燃えていたのであろうか。
否。
火はついていなかったのだ。
またしてもか。
火よ。
私を生きながら、天の国へと導きたまえ。
しかし、燃やす決意は私にあるのだ。
おお、アムステルダム。
〜おわり〜
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