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放送コード限界で突っ走る紳士・浅間伸一郎個人ブログ                                                                                    ♀悪殺魔-地図♂
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11.25.20:21

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  • 11/25/20:21

08.29.23:03

明日でおしまい!

人生がではない。

現在出演中の舞台が明日で終わりです。

予約はもういっぱいです。


ご来場のお客様、本当にありがとうございました。


今日の夜はダブルキャスト別組の千秋楽でして、改めて客席の最後列から最初から最後まで観てみました。


ダブルは初めてなので新鮮な感覚です。

観て気付いたことは、もはや完全に客観的に観ることが出来ないということです。

神経を集中して、初めて観るお客さんの気持ちになって観ようと努めたんですが、無理でした。

無理というか、実は客観的に観えているのかもしれないけど、疑り深い俺としては、この感覚が本物かどうか分からんのです。

前に演劇サイトのコリッチで知り合いの舞台を観たお客さんがコメントしていた言葉が記憶に残っているのですが、「演出家は絶対にお客さんの目で作品を見ることは出来ない」ということでした。

あえて私がその意見に付け足すならば、「1人1人のお客さんの目で見ることは出来ない」ということです。


人生色々。


1人の演出家の感覚とすべてのお客さんの感覚が完全に一致することはないということです。

勿論、ある一定ラインまでは一致させることが出来ます。

全国公開の映画や全国放送のテレビドラマ等は数百万人以上の人が観るので一定ラインの価値観を維持しなければなりません。


それはいわゆるクオリティって言葉で表現されてるものでもあると思います。


まあ何が言いたいかというと、クオリティの高い低いとかじゃなくて、観に来てくれたお客さんはどう感じていたのか俺には分からんということです。

そのためにアンケートがあるんでしょうけど、あんなもんじゃ分からないと思う。1人1人の感じたこと思ったことなんて。


人は分かり合えたようで分かり合えていなくて、分かり合えない筈なのに一瞬何かが繋がったりするっていうのが1月に僕が演出した芝居のメッセージなんですが、何かを表現しようとする限り、これは付きまとっていくことなんだと思います。


だから、どうしても初めての作品はあれでなくてはならなかったわけです。

「意味わからないよ」とか思う人もいたし帰るお客さんもいたし、意味を取り違える人もいたけど、あの作品はドラマの原点のようなものだと思って作ったわけです。


今出演してる芝居から半年前に上演した芝居の話題になってしまいましたが、結局何が言いたいかというと、さっさと明日の大楽を迎えて、俺様の次回作「石油王と七人の娼婦」の戯曲を書き上げるぞ!ということです。いや勿論明日も頑張ります。当たり前か。




インスパイア・ザ・ネクスト。



                                                ~おわり~
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