ＡＳＡ－ＭＡＰ

• 11/27/00:20

陽射しの心地よい日曜日だ。

昨夜飲んだビールのせいで、起きると既に正午を回っていた。

多くの人々が街で酒を飲んでいたし、自分もその街のシステムに飲み込まれただけに過ぎない。

蒲田の駅前では、男がタクシーの順番待ちで喧嘩をしていた。

俺は立ち止まり煙草に火をつけて、しばし観察をしていた。

すると、今度は携帯に電話がかかってきたので出る。

今何をしているのかという知り合いの問いに、事情を説明すると、失笑された。


夜の街は何かを生み出さなくてはならない。

その誕生を俺は見つめていたいだけだ。


自分自身も何かを生み出せることを夢みているのだろう。


そう、出産は男には出来ないのだから。



闇の声を聞くんだ。






〜おわり〜

• 11/04/13:58
• 日記
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